お正月を彩ったしめ飾りや門松、前年にお世話になったお札やお守りを感謝の気持ちとともに焚き上げる「どんど焼き(古神札焼納祭・左義長)」。札幌市内でも1月中旬を中心に多くの神社で執り行われますが、「毎年いつどこで開催されているのか」「何時までに持ち込めばよいのか」と迷う方は少なくありません。
近年は環境配慮や安全管理の観点から受入基準が年々厳格化しており、良かれと思って持ち込んだ正月飾りが「受取不可」となってしまうケースが後を絶ちません。本記事では、北海道神宮をはじめとする札幌市内主要神社の最新日程や受付時間、持ち込みできるもの・できないものの詳細な境界線まで分かりやすく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:札幌市内のどんど焼きは1月14日〜15日を中心に開催され、神社ごとに受付時間が異なるため事前確認が必須。
- 要点2:プラスチックや針金、橙(みかん)付き飾り、人形類は原則NG。環境対策と神事の尊厳保持から分別が厳格化。
- 要点3:万が一期日を過ぎた場合でも通年で古札納所を設けている神社があり、自宅での塩清め処分も正式な作法として認められている。
【2026年最新】札幌市内の主要神社におけるどんど焼き(古神札焼納祭)日程・受付時間一覧
札幌市内の神社におけるどんど焼きは、地域によって「古神札焼納祭(こしんさつしょうのうさい)」や「どんど焼き祭」などと呼ばれ、小正月にあたる1月14日から1月15日にかけて集中的に実施されます。各神社の一般的な日程と受付時間は以下の通りです。
参拝者の集中を避けるため、当日以前から「古札納所」を先行開設している神社も増えています。当日の混雑を避けたい場合は、前日までに納め所へ持参するのも賢い選択です。
北海道神宮「古神札焼納祭」の開催詳細と混雑回避のポイント
北海道の総鎮守として名高い北海道神宮(中央区宮ヶ丘)の古神札焼納祭は、市内最大規模の神事として執り行われます。例年1月14日・15日の両日にわたって火が焚かれ、多くの市民が正月飾りやお札を手に訪れます。
北海道神宮へ向かう際に注意したいのが、周辺道路の渋滞と駐車場の混雑です。特に14日と15日の日中は本殿参拝と納札の車で第一・第二駐車場が満車になることが多く、宮の森・円山エリアの幹線道路で激しい渋滞が発生します。スムーズに納めたい場合は、地下鉄東西線「円山公園駅」からの徒歩利用、または早朝の受付時間帯を狙うのがおすすめです。
札幌護国神社・琴似神社・伏見稲荷神社など人気神社の開催スケジュール
北海道神宮以外にも、各区を代表する神社で厳かにどんど焼きが斎行されます。地域に根ざした主要3社の特徴とスケジュールを整理しました。
札幌護国神社(中央区南15条)
中島公園に隣接する札幌護国神社では、広々とした境内で焚き上げが行われます。例年1月15日の午前中(9:00〜12:00頃)を中心に受付が実施され、周辺住民をはじめ多くの参拝客で賑わいます。多賀神社(敷地内)のお札もあわせて納めることが可能です。
琴似神社(西区琴似1条)
西区の中心に位置する琴似神社は、1月7日の「松納め」以降に納札所が開設され、1月15日に焼納祭が行われます。駅近の立地ゆえに徒歩での参拝者が多く、夕方近くになると受付が終了するため、午前中の持ち込みが推奨されます。
伏見稲荷神社(中央区伏見)
赤い千本鳥居で知られる伏見稲荷神社でも小正月に古神札焼納祭が開催されます。商売繁盛祈願のお札や熊手、破魔矢などを納める市民が多く訪れます。坂道と積雪による足元の滑りやすさに配慮し、防寒・滑り止め対策を万全にして向かいましょう。
【持ち込みNGの真相】プラスチックや人形はなぜダメ?持ち込めるもの・処分方法の境界線
近年、多くの神社で「持ち込み不可」の掲示板が目立つようになりました。「せっかく神社へ持って行ったのに引き取ってもらえなかった」というトラブルを防ぐため、受入可否の明確な基準を把握しておく必要があります。
【持ち込めるもの】
・神社や寺院から授与された「お札」「お守り」「破魔矢」「破魔弓」
・天然素材(藁・竹・紙・木)で作られた「しめ縄」「しめ飾り」「松飾り」
・神棚本体(木製・白木のもの)
【持ち込みNGとされる主な品目】
・プラスチック製品・ビニール類:ダイオキシン等の有害物質発生や黒煙防止のため厳禁。
・針金・金属類・ガラス類:燃え残りが炉や境内を傷め、灰の処理に支障が出るため。
・橙(みかん)・生花・食品類:燃焼効率を落とし、異臭の原因となるため。
・人形・ぬいぐるみ・結納品:神道のお札とは性質が異なるため、一般のどんど焼きでは不可。
・仏具・写経・仏像:寺院由来のものは寺院へ納めるのが原則。
特に正月飾りに付属している「針金」や「プラスチックの扇・水引」は、自宅で丁寧に取り外してから持ち込むのがマナーです。分別がなされていない飾りは受付で持ち帰りを求められる場合があります。
いつまで納められる?お札・お守りを納める時期と間に合わなかった場合の対処法
一般的に正月飾りを外す時期は、松の内が明ける1月7日(または地域により1月15日)とされています。どんど焼きの当日に都合がつかず、持ち込みが間に合わなかった場合でも慌てる必要はありません。
札幌市内の多くの神社(北海道神宮など)では、どんど焼きの終了後も境内に通年の「古札納所」を設置しています。一年中いつでも前年のお札やお守りを納めることが可能です。ただし、正月飾り(しめ縄等)は1月中旬以降の受け入れを停止する神社が多いため注意が必要です。
もし神社へ行けない場合は、自宅で清めて一般ごみとして出すことも正式な作法にかなっています。白い清潔な紙(半紙や和紙)の上に飾りを置き、粗塩を「左・右・左」と振りかけて清め、感謝の祈りを捧げてから新聞紙等に包んで指定袋へ入れます。神仏への敬意を払った丁寧な処分であれば、決して不敬にはあたりません。
【札幌のどんど焼き】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:お寺で授かったお札やお守りも札幌の神社で納めて良いですか?
A1:原則として神社のお札は神社へ、寺院のお札は寺院へお返しするのが正しいマナーです。神仏習合の名残で受け入れる神社もありますが、宗派や管理の都合上、寺院由来の仏具や御影などは授与されたお寺へ納めるのが確実です。
Q2:どんど焼きにお納めする「初穂料(納札料)」の相場はいくらですか?
A2:古札納所にお賽銭箱が設置されている場合、100円〜1,000円程度を目安にお気持ちを納めるのが一般的です。大型の神棚や破魔矢などを複数納める場合は、1,000円〜3,000円程度を目安に納める方が多く見られます。
Q3:ひな人形や五月人形、故人の遺品はどんど焼きで処分できますか?
A3:通常のどんど焼き(古神札焼納祭)では受付できません。人形やぬいぐるみ、写真などは「人形供養祭」や専門のお焚き上げ業者へ個別に依頼する必要があります。札幌市内では人形供養を定期開催している特定の神社・寺院がありますので、個別相談を行いましょう。
まとめ:清らかな気持ちで新年の福を招くために知っておきたいこと
どんど焼きは、単にごみを処分する場ではなく、新年に迎えた歳神様(年神様)を炎の煙とともにお見送りし、無病息災と五穀豊穣を祈る日本の美しい伝統行事です。
環境への配慮や安全管理が求められる現代だからこそ、持ち込む側のマナーと正しい知識が不可欠です。事前にプラスチックや金属を取り外すひと手間をかけ、各神社の受付時間とルールを守って納めることで、清々しい気持ちで新しい一年のスタートを切りましょう。 (出典: どんど 焼き 札幌(Yahoo!ニュース))