結婚式のクライマックスを美しく彩り、これまで育ててくれた両親へ感謝を伝える「花束贈呈」。結婚式全体の満足度を大きく左右する象徴的な演出だからこそ、どのような花束を選べばよいのか悩む新郎新婦は少なくありません。
しかし、見た目の華やかさだけで決めてしまうと、「マナー違反の花を選んでしまった」「持ち込み料が想定外にかかった」「持ち帰りに困らせてしまった」といった思わぬトラブルに直面することもあります。2026年の最新トレンドを押さえつつ、後悔しない花束選びのポイントを網羅して解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:両親贈呈用花束の相場は1束あたり5,000円〜10,000円(両家合計1万〜2万円)が標準的。
- 要点2:お祝いに不向きな「NGな花」や花言葉の罠が存在するため、事前の意味調べが必須。
- 要点3:持ち帰りやすさやアフターブーケ保存、最新のサステナブル演出まで見据えた選定が重要。
【相場と予算感】結婚式の両親贈呈用花束の平均費用はいくら?
結婚式で両親へ贈る花束の相場は、1束あたり5,000円〜10,000円がボリュームゾーンです。新郎側・新婦側の両家にそれぞれ用意するため、総額としては1万円〜2万円前後を見込むのが一般的となっています。
5,000円前後の花束は、抱えやすく持ち運びもしやすい標準的なサイズ感です。一方、8,000円〜10,000円になるとユリや大輪のバラ、季節の高級花材を贅沢に盛り込むことができ、広い披露宴会場の照明の下でも圧倒的な存在感を放ちます。会場の広さやドレスのボリュームとのバランスを考慮して予算を決定するのがおすすめです。
【花言葉と本数の意味】感謝が伝わる人気ランキングと本数別の想い
結婚式の花束で高い人気を誇る花材には、それぞれ結婚式にふさわしい特別な花言葉が宿っています。選ばれている代表的な花は以下の通りです。
■ 結婚式花束の人気花材ランキング
・第1位 バラ(ピンク・白):ピンクは「感謝」「温かい心」、白は「深い尊敬」を意味します。
・第2位 カスミソウ:「感謝」「幸福」を象徴し、メインの花を引き立てる名脇役としても圧倒的支持。
・第3位 カーネーション(ピンク):「母への愛」「温かい心」の象徴で、両親贈呈の定番。
・第4位 ガーベラ(ピンク・オレンジ):「常に前進」「感謝」など、明るく前向きな意味を持ちます。
・第5位 ユリ(カサブランカ):「純潔」「高貴」を表し、圧倒的な華やかさと芳香が魅力。
また、バラをメインにする場合は「本数に込められた意味」にも注目が集まっています。両親贈呈では、感謝を表す「8本(あなたの思いやりや励ましに感謝します)」や、家族の絆を示す「10本(あなたは完璧)」、永遠の感謝を伝える「12本(ダズンローズ:感謝・誠実・幸福・信頼などの誓い)」を選ぶ新郎新婦が増えています。
【要注意】実は結婚式で避けるべき「渡してはいけないNGな花」の真相
花束選びで見落としがちなのが、見た目は美しくても「結婚式やお祝いの席には不向きとされる花」の存在です。知らずに選んでしまうと、親族やゲストに違和感を与えてしまうリスクがあります。
代表的な注意すべき花材と理由は以下の通りです。
・黄色いバラ・黄色いカーネーション:黄色は明るく見えますが、花言葉に「嫉妬」「薄らぐ愛」「軽蔑」といったネガティブな意味を含む場合があります。
・輪菊・小菊(キク全般):仏花・葬儀を強く連想させるため、慶事の贈呈用花束には避けられます(※洋菊のピンポンマムなどは和装ブーケで使われるケースもありますが配慮が必要です)。
・チューリップ(斑入り・白):斑入りは「疑惑」、白は「失われた愛」などの花言葉を持ちます。
・香りが強すぎるユリや花粉が多い花:披露宴の料理の香りを邪魔したり、両親の礼服やドレスに花粉が付着して汚してしまう恐れがあります(式場花屋では事前に花粉処理を行いますが要注意です)。
【持ち込みと手作り】結婚式場への持ち込み料と手作りブーケの注意点
「行きつけのフラワーショップにお願いしたい」「自分で手作りしたブーケを贈りたい」と考えるカップルも多いですが、ここで壁となるのが式場の持ち込み料です。
外部の花屋から花束を持ち込む場合、1束あたり3,000円〜5,000円程度の持ち込み料(保管管理料)が発生する式場が少なくありません。衛生管理や保水状態の維持を理由に、生花の持ち込み自体を全面的に禁止している会場もあります。
生花の手作りブーケは挙式当日の朝に仕上げる必要があり、新郎新婦自身のスケジュール的にも難易度が高くなります。手作りを取り入れる場合は、前もって落ち着いて制作できるアーティフィシャルフラワー(高級造花)やプリザーブドフラワーを活用するのが安心です。
【演出とタイミング】感動を高める花束贈呈の瞬間と代わりのプレゼント
花束贈呈は、披露宴終盤の「新婦の手紙朗読」の直後に行われるのが王道の演出タイミングです。会場の照明を少し落とし、親御様の好きな思い出のBGMとともに歩み寄ることで、会場全体が温かい涙と感動に包まれます。
また、住宅事情や遠方からの参列に配慮し、「花束+実用的なギフト」や「花束の代わりとなる記念品」を贈るスタイルも定番化しています。
・体重米(生まれたときの体重の米)+ミニブーケ
・子育て感謝状(プリザーブドフラワー付き)
・三連時計(一枚の木から作る新郎新婦・両家の絆時計)
・旅行券・体験型カタログギフト
花束のサイズをあえてコンパクトにし、長く残る記念品とセットで手渡す演出は、両親への配慮としても非常に喜ばれています。
【保存と持ち帰り】枯れない加工アフターブーケと遠方ゲストの持ち帰り方
結婚式で受け取った生花の花束は、適切なケアをしないと1週間前後で枯れてしまいます。そこで注目されているのが、生花を特殊加工して半永久的に残すアフターブーケ(押し花・ドライブーケ加工)です。
専門の加工業者に依頼することで、立体的なガラスドーム保存や額装アートに仕立て直すことができ、新居や実家のインテリアとして何年先も思い出を鮮やかに残せます。費用は3万円〜6万円前後が相場です。
また、遠方から新幹線や飛行機で駆けつけてくれた両親に対しては、持ち帰り用の専用手提げ袋の用意はもちろん、「式場から実家へ直接クール便で配送する手配」を事前に済ませておく心配りが欠かせません。
【2026年最新トレンド】サステナブル&個性派へ進化する結婚式の花束事情
2026年のウェディングシーンでは、単なる見栄えの良さだけでなく「エシカル・サステナブル」「パーソナルストーリー」を重視した花束選びが主流となっています。
廃棄花を減らす取り組みである「ロスフラワー」を活用したナチュラルブーケや、地元産の花材にこだわった地産地消のスタイリングが人気を博しています。また、色味を抑えたくすみカラーや、ドライフラワーと生花をミックスしたワイルドな質感のアレンジメントなど、自分たちらしい世界観を表現するカップルが急増しています。
【結婚式の花束】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:両親への花束は父親と母親、どちらに渡すべきですか?
A1:一般的には「新郎から新婦の母親へ、新婦から新郎の母親へ」花束を渡し、父親には胸元に飾るブートニアや記念品を手渡すスタイルが多く見られます。しかし厳格な決まりはないため、両親それぞれにミニ花束を用意して渡す形も好評です。
Q2:遠方から来る両親に生花の花束を渡しても迷惑になりませんか?
A2:生花は重さや水漏れの心配があるため、新幹線や飛行機での移動がある場合は負担になることがあります。あらかじめ式場スタッフに相談して配送伝票を用意しておくか、最初から枯れずに軽いプリザーブドフラワーやコンパクトなギフトを選ぶのがスマートです。
Q3:花束の発注はいつまでに済ませるべきですか?
A3:式場の提携フローリストに依頼する場合、挙式の1ヶ月〜2週間前が最終決定のデッドラインとなるケースがほとんどです。珍しい品種や特定の色味を指定したい場合は、仕入れの都合上、1ヶ月半以上前に相談しておくと安心です。
まとめ:最高の一日を彩り、感謝を届ける花束選びを
結婚式の花束は、単なる装飾品ではなく、これまでの感謝とこれからの決意を両親へ伝える大切なメッセージツールです。
相場感や花言葉、持ち込みの規約を正しく把握した上で、持ち帰りやすさやアフターブーケといった受け取る側の視点まで気を配ることが成功の鍵となります。お二人の想いが真っ直ぐ伝わる最高の一束を選び、心に残る特別な瞬間を迎えてください。 (出典: 結婚 式 花束(Yahoo!ニュース))