1999年の鮮烈なデビューから国民的アイドルグループへと駆け上がり、数多くの金字塔を打ち立ててきた嵐。2020年末の活動休止以降も、彼らが残した膨大な楽曲群はストリーミングサービスやフィジカルメディアを通じて幅広い世代に愛され続けています。20年以上にわたる活動の中でリリースされた作品群は、単なるアイドルのヒットチャートにとどまらず、J-POPの進化を体現した完成度の高いサウンドが凝縮されています。
本稿では、嵐がこれまでに世に送り出したオリジナルアルバム全17作および歴代ベストアルバムを発売順・売上順に徹底整理しました。ファンの間で「最高傑作」と呼び声の高い名盤の評価から、隠れた名曲の宝庫とされる初期〜中期の重要作、各仕様の特典まで余すところなく紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 全作網羅:2001年の1st『ARASHI No.1』から2020年の『This is 嵐』までオリジナル全17作を発売順に完全整理。
- 売上記録:ダブルミリオンを突破した『5×20 All the BEST!!』をはじめとする歴代売上ランキング上位作を検証。
- 名盤選定:批評家・ファンから絶賛される『Time』や『いざッNow』に収録された隠れた名曲の聴きどころを解説。
【発売順】嵐のオリジナルアルバム全17作一覧と音楽的変遷
嵐のオリジナルアルバムは、2001年3月発売の1stアルバムから2020年11月発売のラスト作まで、全17作品が存在します。ヒップホップやファンクを取り入れた黎明期から、スタジアム映えするエレクトロポップ、和洋折衷を取り入れたコンセプチュアルな作品まで、その音楽性は時代ごとに劇的な深化を遂げてきました。
| 発売順 | アルバムタイトル | 発売日 | 代表曲・注目トラック |
|---|---|---|---|
| 1st | ARASHI No.1〜嵐は嵐を呼ぶ〜 | 2001年3月25日 | A・RA・SHI、SUNRISE日本 |
| 2nd | HERE WE GO! | 2002年7月17日 | a Day in Our Life、Theme of ARASHI |
| 3rd | How's it going? | 2003年7月9日 | Lucky Man、とまどいながら |
| 4th | いざッ、Now | 2004年7月21日 | RIGHT BACK TO YOU、JAM |
| 5th | One | 2005年8月3日 | サクラ咲ケ、素晴らしき世界 |
| 6th | ARASHIC | 2006年7月5日 | WISH、きっと大丈夫、COOL & SOUL |
| 7th | Time | 2007年7月11日 | Love so sweet、Love Situation |
| 8th | Dream "A" live | 2008年4月23日 | Step and Go、Happiness |
| 9th | 僕の見ている風景 | 2010年8月4日 | Troublemaker、Monster、movin' on |
| 10th | Beautiful World | 2011年7月6日 | 果てない空、まだ見ぬ世界へ |
| 11th | Popcorn | 2012年10月31日 | 迷宮ラブソング、Face Down |
| 12th | LOVE | 2013年10月23日 | Calling、Breathless、P・A・R・A・D・O・X |
| 13th | THE DIGITALIAN | 2014年10月22日 | Bittersweet、GUTS !、Zero-G |
| 14th | Japonism | 2015年10月21日 | Sakura、心の空、マスカレード |
| 15th | Are You Happy? | 2016年10月26日 | 愛を叫べ、復活LOVE、Daylight |
| 16th | 「untitled」 | 2017年10月18日 | つなぐ、Doors〜勇気の軌跡〜、「未完」 |
| 17th | This is 嵐 | 2020年11月3日 | BRAVE、Turning Up、Do you...? |
初期の『HERE WE GO!』や『How's it going?』では本格的なR&Bやニュージャックスウィングの手法を果敢に取り入れ、櫻井翔による力強いラップ(サクラップ)が独自のグルーヴを確立。活動休止直前にリリースされた『This is 嵐』に至るまで、常にグローバルなポップトレンドとキャッチーな歌謡性を融合させ続けた足跡が確認できます。
歴代アルバム売上ランキングTOP5|世界一に輝いた『5×20』の金字塔
嵐のディスコグラフィを語る上で欠かせないのが、フィジカルCD市場において打ち立てた驚異的なセールス記録です。特にデビュー20周年を記念したベストアルバムは、世界的な快挙を達成しました。
歴代アルバム売上ランキングTOP5:
1位:『5×20 All the BEST!! 1999-2019』(2019年)
累計売上枚数は約330万枚を記録。2019年のIFPI(国際レコード産業連盟)において、テイラー・スウィフトやBTSを抑え「全世界で最も売れたアルバム」としてグローバル・アルバム・アワードを受賞しました。デビュー曲から当時の最新シングルまで全64曲を網羅した、まさに20年の集大成です。
2位:『All the BEST! 1999-2009』(2009年)
デビュー10周年記念ベスト。嵐として初となるダブルミリオン(約200万枚)を達成し、グループの爆発的な国民的ブレイクを決定づけました。
3位:『僕の見ている風景』(2010年)
オリジナルアルバムとして初のミリオンセラー(約113万枚)を達成。2枚組の大ボリュームで構成され、2010年の年間アルバムランキング1位を獲得しています。
4位:『Japonism』(2015年)
累計約102万枚を記録。「日本へのリスペクト」をテーマに、布袋寅泰が楽曲提供した「心の空」など豪華なトラックが並び、ミリオンを達成した名盤です。
5位:『This is 嵐』(2020年)
活動休止前最後のオリジナルアルバムとして初週70万枚超、累計約90万枚をマーク。ストリーミング時代のなかでフィジカル盤としても圧巻の数字を残しました。
初心者必見の最高傑作はどれ?名盤『Time』とおすすめベスト盤
嵐の音楽世界に初めて触れるリスナー、あるいは改めて聴き直したいファンに向けて、まず手に取るべき推薦盤を2作厳選します。
最高傑作と名高いオリジナル盤:『Time』(2007年)
音楽メディアやファンの間で「嵐のオリジナルアルバムにおける最高峰」として筆頭に挙げられるのが7thアルバム『Time』です。「Love so sweet」「We can make it !」というブレイク期の代表シングルを軸に、疾走感あふれるファンクポップ「Love Situation」や、大人の哀愁を漂わせる「Cry for you」、美しいバラード「Life」など、全曲のクオリティが極めて高く捨て曲が一切ありません。グループの勢いと音楽的な冒険心が完璧に調和したマスターピースです。
最初の一枚に選ぶべきベスト盤:『5×20 All the BEST!! 1999-2019』
膨大なヒット曲を一気に把握したい場合、この4枚組ベスト盤以上の選択肢はありません。ミリオンセラーシングルはもちろん、アニバーサリーソング「5×20」の圧倒的なエモーションまで、嵐の歴史とJ-POP黄金期のヒットパレードを体感できます。
名盤に眠る隠れた名曲たち!『いざッ、Now』をはじめとする名作深掘り
シングル曲以外の「アルバム曲(カップリング含む)」にこそ、嵐の音楽的真髄が隠されています。コンサートでの定番曲や、ファンの間で伝説となっているディープな名曲をピックアップします。
4thアルバム『いざッ、Now』(2004年)の先見性
初期の傑作として名高い本作には、ファンキーなベースラインとコーラスワークが光る「JAM」や、近未来的なダンスビートを取り入れた「RIGHT BACK TO YOU」、そしてコンサートでのコール&レスポンスが熱い「EYES WITH DELIGHT」が収録されています。アイドルの枠組みを超えたブラックミュージックへのアプローチは、現在聴いても全く色褪せません。
各アルバムに収録された珠玉のトラック:
・「素晴らしき世界」(『One』収録):叙情的なメロディと櫻井のポエトリー調ラップが胸を打つ、嵐屈指のミディアムバラード。
・「COOL & SOUL」(『ARASHIC』収録):攻めの姿勢を宣言したジャジーなヒップホップチューン。グループの転換点となった重要曲。
・「Welcome to our party」(『Popcorn』収録):高揚感抜群のパーティーアンセムで、ライブ空間を熱狂させるパワーを持つ1曲。
・「「未完」」(『「untitled」』収録):クラシックの「新世界より」をサンプリングし、プログレッシブロックのように組曲展開する大作。
初回限定盤の豪華特典とサブスク解禁アルバムの現状
嵐のアルバムは、リリース時の仕様によって収録内容や特典が大きく異なる点も特徴です。
初回限定盤のプレミアム価値:
多くの作品で、初回限定盤にはリード曲のミュージックビデオ(MV)およびメイキング映像を収めたDVD/Blu-rayが付属しています。さらに『Time』初回限定盤には各メンバーのソロ曲を収録した特典CD、『One』初回盤にはメイキングDVDが付属するなど、現在では入手困難となっている貴重なコンテンツが多数存在します。
サブスクリプション(配信)の解禁状況:
嵐は2019年11月に全シングル表題曲およびデジタルシングルのサブスクリプションを全面解禁しました。オリジナルアルバムとしては『This is 嵐』や一部のリマスター・EPがデジタル配信されているものの、過去のオリジナルアルバムの全曲(特に通常盤ボーナストラックやソロ曲)はCDパッケージ限定の楽曲も残されています。高音質やアルバム全体のコンセプチュアルな通し聴きを堪能する上では、現在もフィジカルCDの存在価値が極めて高い状況です。
【嵐のアルバム一覧】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:サブスク(SpotifyやApple Music)で全アルバムの曲を聴くことはできますか?
A1:全シングル曲や『This is 嵐』などはストリーミング配信されていますが、過去のオリジナルアルバム(『Time』や『いざッ、Now』など)にのみ収録されているアルバム固有曲やメンバーソロ曲の多くは、現在もサブスク未解禁となっています。これらをフルで楽しむにはCD盤の購入やレンタルが必要です。
Q2:ラストアルバム『This is 嵐』の収録曲とコンセプトは?
A2:『This is 嵐』には、ブルーノ・マーズが手掛けた「Whenever You Call」やデジタル配信曲「Turning Up」、力強いリード曲「Do you...?」など全11曲が収録されています。嵐の原点であるポップさと世界的プロデューサーとのコラボが共存し、休止前ラストにふさわしい洗練されたサウンドに仕上がっています。
Q3:これから嵐のCDを集める場合、初回盤と通常盤のどちらを選ぶべきですか?
A3:ミュージックビデオやメイキング、ソロ曲を楽しみたい場合は「初回限定盤」が推奨されます。一方で、『Popcorn』や『LOVE』などの一部作品では「通常盤のみにボーナストラック(新曲)」が追加収録されているケースもあるため、目当ての収録曲を確認した上で選ぶのが賢明です。
まとめ:色褪せない嵐の音楽と受け継がれる名盤の価値
嵐の歴代アルバム一覧を辿ることは、2000年代以降のJ-POPカルチャーの進化を追体験することと同義です。デビュー初期の先鋭的なグルーヴから、ミリオンセラーを連発した王道ポップス、そして世界照準のサウンドへと挑み続けた全17作のオリジナルアルバムとベスト盤の数々は、今なお色褪せない輝きを放っています。
最新のストリーミング環境で手軽に代表曲に触れつつ、深く味わいたい名盤はぜひCDパッケージを手に取り、彼らが時代と共に紡ぎ出した緻密な音世界に浸ってみてください。 (出典: 嵐 アルバム 一覧(Yahoo!ニュース))